任意整理とは?
任意整理とは、貸金業者と交渉を行うことで借金を整理する手続です。
具体的には、取引開始時にさかのぼり、利息制限法の上限金利（15～20％）に金利を引き下げて再計算（引き直し計算）をすることで、借金を減額します。そのうえで、原則として金利をカットし、元本のみを3年程度の分割で返済する内容の和解を貸金業者と結びます（※）。
以後、この和解内容に従って返済を行うことになります。 ※金利（未払の金利、将来の金利、遅延損害金）のカットなどができるかどうかや、分割返済期間は貸金業者との和解内容によります。場合によっては、将来の金利や遅延損害金の全部または一部を返済せざるを得ないことや、分割返済期間が３年未満となることがあります。 ※貸金業者が利息制限法の上限金利内の金利を設定している場合、引き直し計算を行っても借金は減額されません。ただし、この場合でも金利のカットなどが見込めるため、弁護士に依頼するメリットはあります。